事業を行っていると、資金繰りなどでお金を借りることがあります。
借入をした時、返済時などの仕訳の流れです。
借入をした時の仕訳
A銀行から5,000,000円を5年返済で借り入れます。保証協会に保証料を60ヶ月分150,000円の支払いも行いました。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
借入金 | 5,000,000円 | 5年返済 | ||
預金 | 5,000,000円 | |||
前払費用 | 150,000円 | 預金 | 150,000円 | 60ヵ月 |
保証料は、「前払費用」で処理をします。1ヶ月分は、「150,000円÷60=2,500円」で2,500円です。期末に当期分の月数を掛けて経費に振替えを行います。
保証料の経費振替の仕訳
今期は、借りた月から期末までが5ヵ月あったとします。
今期分は、2,500円×5=12,500円計上です。来期からは12ヶ月分の30,000円の計上。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
支払利息 | 12,500円 | 前払費用 | 12,500円 | 500万借入分 |
借入金の返済時の仕訳
毎月の元本は、借入時に貰う返済予定表より、83,000円と仮定します。引き落とし金額は90,000円とします。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
借入金 | 83,000円 | 500万分返済 | ||
支払利息 | 7,000円 | A銀行 | ||
預金 | 90,000円 | 借入返済 |
借入を行うときに必要になる書類の消費税の区分
印鑑証明や登記簿等が必要になると思います。これらは、「雑費」で処理をすることが多いと思います。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
雑費 | 400円 | 現金 | 400円 | 印鑑証明 |
消費税は、非課税取引で処理をします。
印紙の支払いは、「租税公課」で処理をします。
まとめ
ポイント
- 保証料は、前払費用に計上後、決算処理で当期分のみを支払利息で計上していく。
- 借入で必要になる印鑑証明等は、雑費で消費税は非課税。
- 返済予定表、保証協会等の書類は、ファイルして保存しておきます。
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