確定申告書には、2種類の用紙があります。確定申告書Aと確定申告書Bです。
自分の申告では、どちらの用紙を使うのか迷う場合もあるかもしれません。
迷ったら確定申告書Bを使えば大丈夫です。
確定申告書AとBの違い
違いは、申告できる所得の種類に違いがあります。
所得の内容 | 申告書A | 申告書B |
給与所得 | ||
年金所得 | ||
雑所得 | ||
配当所得 | ||
一時所得 | ||
事業所得 | ||
農業所得 | ||
不動産所得 | ||
利子所得 | ||
譲渡所得 |
このように、申告書Aでは申告ができない所得がありますが、申告書Bにはそれがありません。その為、迷ったらBを使いましょう。
具体的な場合
具体的な事案 | 判定 |
給与や年金所得の人が、医療費控除や住宅取得控除を行う場合。 | A |
給与や年金所得の人が満期保険金(一時所得)や、保険会社から確定年金(雑所得)を貰う場合。 | A |
給与や年金所得の人が、株の特定口座の損失を繰越す為に申告する場合。 | B |
給与や年金所得の人が、不動産を貸している場合。 | B |
土地や建物を売却した場合。 | B |
株式を売却した場合。 | B |
土地建物の売却、株式の売却など、分離課税の場合は第3表が必要になります。
申告書の様式
①確定申告書A
②確定申告書B
③申告書第3表
まとめ
ポイント
- 申告内容に応じてAかBを選択する。
- よくわからなければ、Bを選択すれば間違いはない。
- AでもBでも、計算に間違いがなければ、納税額に変わりはない。
コメント