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長期契約の火災保険や地震保険に加入した場合の仕訳の注意点

支出の処理

不動産を所有している場合は火災保険に加入することが多いです。

毎年火災保険を支払うよりも、例えば10年分の火災保険と5年分の地震保険料を一括で支払う長期契約のほうが安くなることがあります。

1年契約の保険料であれば、支払い時に保険料で処理をすれば問題はありません。長期契約の場合は、その年の経費にする部分に注意が必要です。

経費算入の仕方

例えば、火災保険10年分100万円、地震保険5年分30万、合計130万を支払った場合、全額を支払った年の「保険料」で処理をすると間違いです。

1年分に按分して経費に算入します。

按分方法

支払った保険料÷契約期間で1年分は算出できます。

 

今回の場合は、火災保険は、「100万÷10年=10万」となり、その年の保険料は10万計上します。

同じように地震保険は、「30万÷5年=6万」で6万を計上します。

最初の時は、1年に満たない期間になると思いますが、月割まではしなくても良いです。

仕訳の仕方

保険料を支払った時

借方 金額 貸方 金額 摘要
現預金 1,300,000円 火災保険
前払費用 1,000,000円 火災保険10年
前払費用 300,000円 地震保険5年

 

経費に算入する時

借方 金額 貸方 金額 摘要
保険料 100,000円 前払費用 100,000円 火災保険
保険料 60,000円 前払費用  60,000円 地震保険

 

毎年、忘れすに経費算入の仕訳を行っていきます。

 

まとめ

 

ポイント

  • 長期契約の場合は、支払った年で全額経費にはしない。
  • 契約期間で按分して、1年ごとに経費にしていく。
  • 月割まではしない。

 

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